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みなさまに訴えます!

あけましておめでとうございます。
ブロガーのみなさまには、本年もどうぞよろしくお願いします。
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わが国の平和と人権を守るために国際的な活動を行っている河内謙策弁護士が、氏の友人・知人に当てたメールを紹介します。

  ≪友人の皆様へ、一生に一度のお願いです
 いつも御世話になっている河内です。いつも御世話になっている上に、このようなお願いで恐縮ですが、どうしても皆様のお力をお借りしたいと思い、このメールを差し上げました。文字通り、私の一生に一度のお願いです。
 



 私のお願いを端的に言います。私は、来る2007年の参院選には、共産党、社民党、新社会党、みどりのテーブルなど憲法9条を守る勢力が、政党間の不和・ヘゲモニー争いを克服し、平和共同候補・平和共同リスト等を作成して、平和を愛する市民と共に打って出るべきと考えています。しかし、それを実現するためには、平和政党の自助努力、知識人の媒介の努力だけでは決定的に不足だと思います。これまでの平和政党共同への努力と失敗を分析するならば、広範な市民が立ち上がり、市民自身が平和政党に対し“平和政党は共同して闘え!”と問題を提起する必要があると思います。市民自身が、政党間の不和・ヘゲモニー争いを克服するために、数十万人・数百万人の“坂本竜馬”になる必要があるのではないでしょうか。このような考えに立脚した新しい運動、平和共同候補・平和共同リストの実現をめざす運動が始まろうとしています。ぜひ、私の友人の皆様に、添付文書を御検討いただき、新しい運動の呼びかけ人または賛同人になっていただきたいのです。
 自民党は、2005衆院選勝利のうえに、憲法改悪に突き進もうとしています。この憲法改悪は、アメリカと共に海外で戦争をするだけでなく、中国に対抗し、軍事力を背景にして、日本がアメリカと共にアジアでの覇権確立を目指すもので、絶対に許してはならないものです。又、それを許すかどうかは、平和の問題にとどまらず、日本社会(!)の今後100年のあり方をきめることにもなるでしょう。私は、この度の憲法の改悪が、平和を日本社会の中心的価値原理から追放し、人権の抑圧を企図しているがゆえに、競争とお金万能の社会、弱肉強食の社会に日本社会が変わっていく全面的突破口にもなるのではないかと恐れています。
 しかし、私見によれば、憲法が危機であるだけでなく、平和政党・平和運動も危機的状況にあると思います。平和政党の危機的状況は、2005衆院選での自民党圧勝に示されていますし、平和運動の全体としての危機的状況は、2002年秋以降の反北朝鮮・反中国キャンペーンに有効に反撃が出来ていないこと、憲法改悪阻止運動の進め方について広範な平和運動の中で討論がなされず、戦略的展望についてコンセンサスが形成されていないことなどに示されています。そして、そのような平和政党と平和運動の最大の弱点が、平和政党と平和運動が分裂していることなのです。分裂は、国民に対するアピールを弱めているだけでなく、平和政党と平和運動それ自身を衰弱させています。平和政党と平和運動が分裂を克服できないまま、2007参院選を迎えるならば、結果は明白なのではないでしょうか。
 私は、平和運動に関係してから、40年になりました。今ほど、平和運動の危機を感じる時はありません。平和運動に関係している多くの人が、根本的な議論を回避し、自分たちの運動の弱点を克服しようとしていない、と言っては言いすぎでしょうか。今こそ平和政党と平和運動が共同すべきだ、という至極当然の議論が、何故広範に巻き起こらないのでしょうか。
 私のこの行動が、これまでの私の人生の結論です。“平和は大事だ、そのためには声をあげ、共同した、統一した運動を進めなければ、敗北する”という平凡な結論に、私はたどり着いたのです。
 皆さんが、この運動の呼びかけ人や賛同人になれば、様々な雑音や妨害が発生するかもしれません。しかし、1864年12月15日、高杉晋作が“尊皇攘夷”の旗を降ろそうとした藩指導部に対し決起した時は、わずか80人だったのです。皆さんが勇気と信念を持って、憲法改悪を絶対に許さない新たな一歩を踏み出されることを心から期待します。共に頑張りましょう!

 今日は、皆様が友人だということで、私の考えを率直に提起させていただきました。過激な問題提起の失礼は、重々お許し下さい。“一生に一度のお願い”は、今後二度と繰り返しません。では、皆様、お元気で。

 河内謙策拝
email: kenkawauchi@nify.com


この書簡には『呼びかけ人・賛同人』依頼文書や趣意書などが添付されていましたが、現在『呼びかけ人・賛同人』募集中であり、2月にはこれらの方々の呼びかけにより、『平和への結集を実現する会』を結成し、全国民的に参加を募る運動を開始する予定とのことなので、ここでは河内氏のメール本文だけを紹介させていただきました。
私自身氏と同じ思いを12月14日の投稿記事としておりますし、同様の思いは少なくないブロガーの記事にも見受けられます。
尊敬する河内氏の≪友人の皆様へ、一生に一度のお願いです≫を、誰よりも『9条守ろう!ブロガーズリンク』賛同者のみなさまに紹介することによって、氏の運動の存在をより広範な人々に知っていただけることを期待して、新年初記事といたしました。
なお、疑問・ご意見大歓迎とのことなので、氏のメールアドレスを記載しておきます。

  by kobo1947 | 2006-01-02 04:35 | がんばらねば!

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