3.日本が外国から武力攻撃を受ける局面

日本が外国から武力攻撃を受ける局面はいくつか想定されます。それらの一つ一つについて検討してみましょう。





①日本が宣戦布告を受け戦争状態になる場合
・侵略される危険
 およそ国連加盟国が理由もなく他国に一方的に宣戦布告をし、侵略行為に及ぶことなど、現代ではありえないことです。仮に国連を脱退して攻撃し日本を支配下に置いたとしても、侵略された後の日本は、経済活動や法秩序その他一切が完全に形を変えてしまうので、その後の国連による制裁や国際社会における孤立を考えれば、ほとんど意味のない行為だといわざるをえません。
・報復攻撃を受ける危険
 憲法第9条によって日本から戦争を仕掛けることはないのですから、報復されることもありえません。しかし、アメリカがアジアの国と戦争状態に陥った場合には、間違いなく日本の米軍基地が最前線基地となりますから、そこへの(日本国土への)報復攻撃は当然考えられます。

②テロ攻撃を受ける場合
 テロとは政治的な目的を持って民間人個人もしくは民間団体が行う犯罪です。テロ行為は国内外を問わず行われますが、そもそもアメリカとの軍事的な絡みを抜きにすれば、日本の要人や航空機、船舶、建造物が政治的な目的を持って攻撃される理由がはたしてあるでしょうか?
 テロではありませんが、公海上で日本の船舶が海賊に襲われるという事件が頻発しています。これは私たちでも旅行すれば強盗に襲われる危険はあるわけで、世界から犯罪がなくならない限り常に存在する危険と言わざるを得ません。航海を安全なものにすることは全ての国の責任であるはずですから、まずは海賊出没地域に隣接する国家群の責任において取り締ってもらいたいものです。さもなければ、国連で対処すべきことだろうと思います。
 シーレーンを確保するために自衛艦が商船や客船を護衛するなどということは、非現実的であり感心できません。ましてそのために軍隊を持つなどもっての外です。

③誤射・誤爆によって建造物の破壊や人命が失われる事態  
 地球上に核兵器やミサイルをはじめとする破壊兵器が存在し、その管理を神ならぬ身の人間が行っている以上、この種の危険は常に目の前にあることを私たちは覚悟しておく必要があると思います。不幸にしてそのような事態に立ち至ったとき、それが意図せぬ誤射・誤爆であることが明白なら、過失として「戦争」によるのでなく「対話」によって解決を図るべきです。過失を犯した責任者を罰することと損害賠償をきちんと行わせることです。国家として誠意ある態度をとろうとしない場合には、国連安保理事会や国際司法裁判所、国際刑事裁判所への提訴などが考えられます。


 ところで拉致事件や不審船問題は今後も起こりうることでしょうか?わかりませんが、少なくとも今は日本の治安当局が怠けてでもいない限り、日本の領海内に不審船が近づいた段階で事前に察知できるはずだと思うのです。人工衛星からの地上観察能力は恐ろしいほどに発達し、車や人が動く様子まではっきりと見えるくらいです。今やお金さえ払えば、私たち一般人であってもそうした画像がリアルタイムで見ることができるサービスが既に提供されている時代ですから、24時間体制でプロが日本海を監視することなど当然に行われているはずと思うのですが。
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  by kobo1947 | 2006-01-17 00:34 | 日々思うこと

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